みなさん、こんにちは。ジャン(@jan_gadget)です。
最近のノートパソコンはタイプCポートで充電する機種が増えてきました。
ぼくのThinkPad L380もタイプCでスマホも同じくです。
もしスマホで使っている充電器やバッテリーでThinkPadも充電できたら、とっても便利ですよね?
基本的には純正の充電器を使うべきだとは思いますが、もしもの時にスマホの充電器やバッテリーでL380を充電できるかどうかが気になり試してみました。
純正のアダプターのほうが断然速く充電でき、結論としてはそちらをおすすめしますが、スマホの充電器やバッテリーも非常時には利用可能でした。
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ThinkPad L380の純正アダプターの出力は45W
まずL380に付属していた純正アダプターは45Wで、現在発売されているThinkPadはいずれの機種も45Wが標準で付属していますね。
ぼくはL380用に標準で付属していたアダプターに加えて、持ち出し用にコンパクトな45Wのアダプターを購入しました。
ThinkPadの付属ユーティリティソフト「Lenovo Vantage」では、いずれのアダプターの出力も規格通り45Wでした。
充電を開始して80分後に22% → 94%に充電されました。10分あたり約9%で1時間では約54%充電できたことになります。
ThinkPad L380を充電テストを行った充電器とケーブル
今回テストしたガジェットは、ぼくの好きなAnker製品を中心にテストしてみました。
ハイブリッド充電器 Anker PowerCore Fusion 5000を試す
「迷ったときに持ち出すならコレ」という、いざという時はバッテリーにもなるハイブリッド充電器です。
バッテリーとしてまた充電器としてもテストします。
充電器単体 Anker 24W 2ポート USB急速充電器を試す
とてもコンパクトな充電器で昔から重宝しています。
今回テスト用ケーブル Anker PowerLine+ USB-C & USB-A 3.0
今回使用したタイプCケーブルは鮮やかな赤が特徴的なAnker PowerLine+を使用しました。
太めのケーブルでしっかりと電気を流してくれそうですね。
さてぼくのお気に入りのAnkerの充電器とバッテリーたちですが、実は結果は思わしくありません。
「Lenovo Vantage」で確認したところいずれも2Wと表示され、純正のアダプターの実に5%にも満たない数値です。
ThinkPad L380はスマホ用の充電器でも充電自体は可能だった
「Lenovo Vantage」での計測ではいずれの機器も2Wと非常に心もとない数値です。
これらの充電器は、実際の充電時間も数値どおりの遅さなのでしょうか?
時間の関係で1時間で充電できた量を%で計測してみました。
-
PowerCore Fusion 5000 バッテリー 50%→69%(計測時間1H) 19% / h
- PowerCore Fusion 5000 充電器 48%→95%(計測時間2.5H) 19% / h
- Anker 24W 2ポート USB急速充電器 52%→71%(計測時間1H) 19% / h
参考
- レノボ純正45W充電器 22%→94%(計測時間1.33H) 54%/ h
「Lenovo Vantage」での表示は2Wでしたが、Ankerの充電器とバッテリーでは1時間で約19%充電できました。
各充電器で23時半頃から翌朝まで充電してみると、翌朝起きてみると100%まで充電が完了していました。
ただしPowerCore Fusion 5000のバッテリーで充電した場合は50%から77%の時点でバッテリーを使い切り、充電が停止していました。
「Lenovo Vantage」での表示では2Wと表示されていたことを思うと、思ったよりも速く充電することができました。
レノボ純正の45W充電器では1時間あたり約54%充電できましたので、約3分の1の速度にはなりますが、「Lenovo Vantage」での表示では2Wと表示されていたことを考えると、思っていたほどの差はありませんでした。
推測ですが「Lenovo Vantage」では要求する出力に達していないアダプターが接続されていると、著しく低い数値しか表示されないのかもしれません。
泊まりの出帳などで夜に十分な時間がある場合は、これらの組み合わせだけでも寝ている間に充電が完了できますね。
まとめ
ThinkPadの場合は充電に関してはもっとシビアで、少なくともPD対応の充電器でないと充電はできないと思っていました。
しかし結果としては非常に低出力な充電器として認識されますが、じっくり一晩充電する時間があれば充電可能だということが確認できました。
万が一、純正のアダプターを忘れてしまった場合は、緊急時にはなんとか代用することができそうです。
ぼくの行ったテストでは充電できることは確認しましたが、あくまで自己責任でお試し下さい。
ただやはり出力不足は否めませんし、安全面からも純正のアダプターを使用するのがやはりおすすめですね。