みなさん、こんにちは。ジャン(@jan_gadget)です。
2018年Thinkpad 13(以下13)は、Thinkpad L380(以下L380)にバトンタッチしました。
名前がずいぶん違いますが、ThinkPadの低価格のモバイルノートの流れをくむ後継機種です。
このL380も13と同様に、ThinkPadらしく質実剛健で、入力しやすいキーボード、IPSの非光沢液晶を搭載、少し重いですが十分な性能のモバイルノートパソコンですね。
それがThinkPadのモバイルノートとしては格安の6万円台~購入することができ、ぼくがおすすめするカスタマイズでも、7万円台で購入可能です。
このL380は以下のような方におすすめです。
- 持ち運びは社内や自宅内が中心で、車での移動が多い方
- 比較的軽い作業が中心だが文字入力が多く、キーボードにこだわりがある方
- 高品質なThinkPadに興味があるがコスパも重視したい方
L380と13を比較し、L380のおすすめの理由やおすすめのカスタマイズを紹介させていただきます。
ThinkPad L380と13のスペック比較
L380と13を比較してみました。
L380 | 13 | |
CPU | 第8世代 、第7世代 ®Core™ | 第7世代 ®Core™ |
メモリ | 最大32GB | 最大32GB |
HDD | SSD 128、256、512GB | SSD 128、256、512GB |
液晶画面 | FHD IPS液晶、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし 13.3型 FHD IPS液晶 、光沢なし 13.3型 HD TN液晶、光沢なし |
13.3型 FHD IPS液晶 、光沢なし 13.3型 HD TN液晶、光沢なし |
インターフェース | HDMI、 USB 3.0 x 2、タイプC x 2 | HDMI、 USB 3.0 x 3、 タイプC x 1 |
カードリーダー | マイクロSDのみ | 4 in 1メディアカードリーダー |
本体寸法 | 約 322 x 224.2 x 18.8mm | 約 322.4×222.8×19.8mm |
重量 | 約 1.46kg~ | 約 1.4kg~ |
駆動時間 | 最大 約14.7時間 | 最大 約14時間 |
ThinkPad L380と13のCPUの比較
ぼくが特に注目したのはCPUです。
インテルのCPUが第8世代に進化したことで、L380のCore i3は昨年のCore i5機に匹敵します。
昨年の13でもCore i3で十分だったと思いますが、今回の第8世代への進化で、L380のCPUは自信を持ってCore i3をおすすめします。
性能では同等以上ながら、Core i3のCPUを選択することで価格を大きく抑えることができます。
ThinkPad L380と13のHDDの比較
メモリは目立つ差はないので割愛しますが、HDDは全てSSDです。
みなさんの使用方法にもよりますが、クラウドサービスを活用すれば多くの方は128GBで十分です。
ぼくはWiMAXを格安の2,300円台/月で運用していますので、気兼ねなくDropboxなどのクラウドサービスを活用しています。
ThinkPad L380と13の液晶画面の比較
LenovoのThinkPadは、L380のように安価なグレードでもIPS、光沢なしを選択できるのがいいですね。
しかも今回のL380はマルチタッチの液晶も選択可能になりました。
最近のスマホやタブレットに慣れていて、画面を拡大しようとして思わず画面にタッチしてしまうような方にはいいですね。
HD解像度のTN液晶は、残念ながらあとあと視野角で不満が出てくると思いますので、おすすめしません。FHD以上を選択しましょう。
ThinkPad L380と13のインターフェース、カードリーダーの比較
USBの数が、通常サイズのUSB 3.0が一つ減り、 タイプCが1つ増えています。
Lenovoでは2018年モデルから充電ポートは全て タイプCに移行していますので、この変化は必然ですね。
SDカードを利用の際は、マイクロSDのみになってしまったのは少し残念な点です。
そのためフルサイズのSDカードを使いたい場合は、カードリーダーが必要になります。
デジカメは未だにフルサイズのSDカードを採用している機種が多いので、フルサイズのSDカードも読み込めるようにして欲しかったですね。
ThinkPad L380と13の本体寸法、重量、駆動時間
正直サイズに関してはほとんど誤差の範囲で、薄さが1ミリ縦横も1ミリ以下の差です。
重さに関してはもう少しがんばって欲しかったのですが、わずかに重くなっています。
これは来年以降のモデルチェンジに期待したいと思います。
13.3型では、1キロ以下の製品も世の中にはありますから(高価ですが)、X280も軽くなったので期待しましたが、L380も少しでも軽くしてほしかったですね。
駆動時間はわずかに伸びており、これも誤差の範囲ではありますが十分な駆動時間です。
軽さとコスパにもこだわりたい方は、ideapad 720Sもおすすめです。
カスタマイズの制限で同等性能ならL380がおトク
CPUの比較で、第8世代のCore i3は第7世代のCore i5に匹敵する(厳密にいうとCore i3-8130UとCorei5-7200Uのベンチマーク比較において)と説明しました。
メモリやSSD、液晶を同スペックに合わせていくと、価格が大きく変わる要素はCPUです。
L380でCPUをCore i3を選択すると、昨年の13のCore i5モデルと同等レベルの性能になります。
少なくとも体感差を感じることはないでしょう。
しかも同等レベルの性能に合わせて、CPUのみ変更した場合
L380(Core i3-8130U)74,061円に対し、13(Corei5-7200U)は 99,338円
差額は約2万5千円!!L380のCore i3モデルの方が大幅に安くなります!!
あえて旧モデルの13を選択する必要はまったくありません。
ThinkPad L380のおすすめカスタマイズ
ぼくのおすすめカスタマイズは、パフォーマンスというモデルから以下のようにカスタマイズしたモデルです。
CPU | Core i3-8130U |
メモリ |
8GB(4×4) |
SSD | 128GB |
液晶画面 | FHD、光沢なし |
CPUはCore i3で十分で、メモリは今後増設する予定がなければ速度アップが期待できる8GBで4GBの2枚差しがおすすめです。
液晶はTN液晶ではなく、FHDのIPS液晶を選択。
マルチタッチはお好みでどうぞ。
またわずかな金額差なので、指紋センサーも追加されるとパスワードを毎回入力する手間がはぶけておすすめです。
スマホで指紋認証に慣れている方はぜひ追加しておきましょう。
SSDは128GBでも十分ですが、用途によって不足するかもと不安な方はSSDの容量を増やすのもアリですね。
これで指紋センサーを追加しても74,061円です。
昨年にThinkPad 13で、同様のスペックで第7世代のCore i3を選択した場合には最安時でも75,000円程度でしたので、それを上回るコスパとなります。
まとめ
Thinkpad L380は、ThinkPad 13と比較してサイズや重量には大きな進歩はありませんが、CPUの進化で昨年のCorei5に匹敵する性能を持つCore i3のモデルが、よりお求めやすい価格で手に入るようになりました。
カスタマイズの制限もあり、同等性能で価格が高くなっていまうThinkPad 13よりも、Thinkpad L380が間違いなくおすすめです。
持ち運びは社内や自宅内が中心で車での移動が多い方、比較的軽い作業が中心だが文字入力が多く、キーボードにこだわりがある方、高品質なThinkPadに興味があるがコスパも重視したい方に特におすすめです。
でもこのおすすめの対象者ってぼく自身ですね。
ThinkPad X1 Carbonが欲しいと常々思っていたのですが、今は車で通勤しているので重さはあまり問題にはなりません。
ぼくの場合、基本的には車での移動時しか持ち出さないので、おそらくもう少し軽くても、あまり意味がありません。
軽さも大事ですが、ぼくの場合はコスパを重視します。
モバイルノートパソコンをご検討中の方はぜひL380も候補に入れて検討してみて下さいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。